『OneShot』のクリア後感想いきます。
『OneShot』はFuture Catが開発したゲームです。
ジャンルはパズルアドベンチャーになるでしょうか。
良いゲームだった……!
主人公のニコは、ある家の中で目を覚ます。
荒れた家の中で、ニコは大きな電球を見つけ、それを持つと、外に出る。
外は太陽が失われ、間もなく終わりを迎える世界だった。
元居た世界とは全く違う光景に驚きつつも、ニコはあるロボットと出会う。
ロボットが言うにはニコの持つ電球が太陽らしく、それを持つニコが救世主らしい。
その太陽を、世界の真ん中にある塔の最上階に置けば、世界は救われるという。
またして、ニコは世界を救うことができるのだろうか。
……こんなもんにしときましょうか。
さて、この『OneShot』、検索するととにかくプレイしてみろだのそういった文章がそりゃもうたくさん出てきますよね。
それらも踏まえてあえて言いますが、とにかくプレイしてみてください。
とにかくプレイしてみろって文章は、系統としては衝撃のラスト!とか素晴らしいどんでん返し!とかの、こちらを驚かせる、感動させるような仕掛けが含まれてますよっていうのを言っちゃってるもんじゃないですか。
そういうことを言われてしまうと、どうもこちらも腕を組んでそこまで言うならやってやろうじゃないか見てやろうじゃないかと思うわけですが、一番の問題が作品がその期待を超えてきてくれるか、これにつきますよね。
で、そういう意味ではこの『OneShot』、しっかりと想像を超えてきてくれました。こういうことを書くとまた誰かのハードルを上げるようでアレなんですが、このゲームを忘れることはないでしょう。
なので、とにかくプレイしてみてください。
それはそれとして思ったことは書きます。
雰囲気ですがネタバレ気味になります。未プレイの方はなるべくご遠慮ください。
steamの実績でわかっちゃうけど、一回目で止める人多くない……?
もうちょっと作品を信じるべきじゃないだろうか。
それなりにPC内を弄ってくるこの作品に対して、一度あの結末を迎えて、起動してもあれが出て、となると、どう見ても何かまだ仕込まれてる気はしてくるようなもんじゃない?
確かに、あの終わり方も納得はできるものではある。自分の選択を突き付けるような冷たい演出は正直好みではある。
ただ、全て終わった後振り返るとそれは間違いだったと思わざるを得ない。
ニコや、あの世界に住んでいた人々に対して、最後の終わり方がやはり一番で、ハッピーで、用意されるべきものだったのだと心から思う。
最後のクレジットでの感じは、MOTHER3の最後を連想させた。
世界がどうなったかはわからない。どうなっていくかも見せてはくれない。ただそこに生きていた人はいて、話して、安心して去れる。そんなような感じ。
ちょっとMOTHER3の最後に関しては思い出改ざんがされているような気がしないでもないですが……。
ともあれ、ニコ、良かったな……!
もう会うことはお互いないだろうが、忘れないぞ……。