『Brotato』の感想いきます。
クリア後感想でないのは、このゲームにクリアなんてものはないからです。一生遊べ……!
『Brotato』はBlobfishが開発したゲームです。
ジャンルは、アクションですかね。
個人的にわかりやすくいうなら、ローグライト要素の強いヴァンサバフォロワーといった感じです。
ローグライト要素の強いヴァンサバフォロワーなんて言葉を見てお察しの方もいるかと思いますが。鬼のような中毒性を秘めたゲームでした。
ゲームを開始するとキャラクターの選択から始めます。
キャラクターごとに様々な個性を持っていて、戦い方も変わってくるので、その分プレイのバリエーションが増えていい感じですね。
初期武器を選択したらいざ戦場へ。
戦場ではキャラクターを操って、規定時間生き残ることを目指します。
波(WAVE)ごとに時間が決まっており、最初は短く、後半は長くなっていきます。
戦場でプレイヤーがすることは移動だけ。
攻撃は勝手にしてくれるので、ただ死なないように動いたり、動かなかったりしましょう。
敵か戦場に出現する木を倒すと経験値兼お金を落とすので、波中にレベルが上がっていたらパラメータを成長させることができます。
その後ショップに行き、武器、パッシブ効果を付与する道具を購入して次の波へ……。
これだけです。波20クリアを目指しましょう。
いや、本当にこれだけなんですよね。やっていることは簡単すぎるんですがね。
何が中毒性を生み出しているか。
恒久的なアップグレードがない分、正直序盤の波はやっていることが同じというか、退屈になりがちなんですよね。
キャラクターの個性といっても最初からまるっきりゲーム性が変わるようなものは数個しかなく、あとは波を生き残って強化をしていくことで尖らせていくものが主なので、後半の方が楽しい。
このゲームはそれを波の時間で解決しているんですよね。上にも書きましたが、序盤ほど短く、後半ほど長い。
退屈なところはさっと飛ばして、本番まで早く行きやすくしてくれているところがとても良い。
自由度。ショップの画像右にステータスが書かれているかと思いますが。これはキャラクターのステータスです。
これは難易度5をクリアした時のリザルトです。緑がプラス、赤がマイナスのステータスですね。
これは攻撃手段を武器(スパナ)から召喚できる固定砲台に全て任せてダメージupのエンジニアリングをひたすら上げる。スパナでも攻撃できますが、あくまで敵を寄せ付けないためだけに運用。
生存手段は最大HPと自動再生能力を高めるHP再生を上げる。
自分は逃げ回るだけでクリアできる編成にしました。
他にも、敵を攻撃時にHP回復するライフスティールを上げてSMGなどの手数の多い武器を使えば敵を殲滅しつつHPをモリモリ回復するプレイや、攻撃を避ける回避を上げてそもそも攻撃されないプレイなど様々。
とにかくビルドの幅が広いんですよね。
パッシブ効果を持つ道具も尖ったビルドを更に尖らせるようなものが多々用意されており、いろいろな方法でゲーム壊れちゃったぁ!(形容)をできます。
波の中で出現する敵の配置などはランダムですが、波ごとに出現する敵は固定です。
何度もプレイしているとそれがわかってくるもので、波8は火力が高くてタフな敵が出現するので、それまでにはある程度火力を確保しておきたい。波9は逆に弱い敵が大量に出現するのである程度手数が必要。という風な感じですね。
なので、それに向けてビルドを組み立てつつ、対処できるようにステータスや買い物をしていく。取捨選択の面白さがあります。
それと波制なところですね。というより、生き残ればいいというところですね。
とにかく生き残ればいいんです。難易度を上げれば先鋭と呼ばれるエリートモンスターが現れたり、ボスも出てきますが別に倒す必要はありません。
なので極端な話、火力が最低値でもHPや再生、回避に極振りすればクリアは可能なんです。
キャラクターの中にも平和主義なんていう敵を倒さなければ倒さないほど有利になる個性の奴もいますしね。
はまる人はトコトンはまるでしょう。
あと520円です。とりあえず買いましょう。
この前のインディーワールドでSWITCHへの移植も決まったので、嬉しい限りですね。
嬉しい限りですが、これが携帯機でできるとなるといよいよ人生崩壊までの道のりが見えてくるような気がします。
最高に面白いゲーム。とりあえずやってみて……。