ゲームの感想残すべし!

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『龍が如く8』クリア後感想

龍が如く8』クリア後感想いきます。

 

まず最初にシリーズが0、7しかやってません。例外的にOF THE ENDから参戦してたPXZ2も追加で。

 

そんなわけで今作。春日一番に代替わりした7の続編でもあり、6まで主人公だった桐生一馬の最終章でもありというやつだけど、まぁこれが凄まじいこと。

 

特に桐生一馬最終章に対する気合がこれでもかと伝わってくる作品だった。

 

そも、龍が如くシリーズは本編のシリアスさとサイドコンテンツのおちゃらけが風邪ひくレベルで温度差がある作品だから、桐生一馬のシメとしてどこをどうやって抽出してくるのかはとても気になっているところだった。

で、それをどうしてきたかというと、事前情報で出てたエンディングノート。作品的な意味でも、本人的な意味でも終わりを迎えつつある桐生一馬が勧められるまま始めたそれだが、これがもうすごかった。

 

今作、桐生一馬サイドはサイドミッションは存在せず、エンディングノートに記入するため街をめぐることがそれの代替になっている。

で、エンディングノートには今までのシリーズ本編とサイドコンテンツがとんでもない勢いで集約されていく。

 

上記のサイドコンテンツ、例えば0ではミニ四駆、通称ポケサーが大流行していて、桐生も子供たちに交じってポケサーに熱を注ぎ込んでいくわけだけど(大人の財力で子供を負かして大喜びしたりする)、その過程でポケサーの指導役的立ち位置のポケサーファイターと知り合って仲を深めていったりなんてことがあったりした。

で、こういったおちゃらけ的寄り道を、いい思い出だったというまとめ方をしてぶん殴ってくるんだよあのエンディングノートは。

それがめちゃくちゃ嬉しかった。

なんというか、ただゲームコンテンツとして消費するだけではなくて、今までのサイドクエストやサイドコンテンツで見せてきたおちゃらけたりする一面も桐生一馬で、本人もそれに関していい思い出だと思っているというのが、非常に大切にしてくれている感じがしてとても心地よかった。

桐生一馬が一般人としていることができる場所がサイドコンテンツとかだったから、そこを桐生が大事に思っていたという事実が嬉しい。あそこもかけがいのない場所だった。

なもんで、基本エンディングノート関連のやつはシリーズをやっていればやっているほど破壊力を増すやばい代物なわけで、実際0やってた甲斐もあってポケサー関連の話は完全に泣きました本当にありがとうございました。

 

今作、一応春日一番と桐生一馬のダブル主人公なわけだけど、実際は7:3くらいで比重が偏っている気がした。それは別に悪いことではないとおもう。外伝含めて11作品やってきた主人公を完全引退させるってんだからむしろそれくらいはしなくちゃいけないだろう。

ただこれは7の続編であるし、桐生一馬とかまったく違うキャラ性でありながら見事に代替わりをしてしてみせた春日一番を出さないのもおかしい話なので、一番も出さなきゃいけない。

その塩梅を上手いことやってみせた作品だったと思う。

 

新メンツのトミザワ、千歳も良かったし、ハワイでの新たな冒険も良かった。

今作のキャラで誰が一番好きかと言われたら山井ですね……山井かっこいい……でも絶対続編で出てこれない悲しい……

 

ともあれ、桐生一馬の物語としてはこれ以上ない終わり方をして、メタ的にも作中的にもこれからの龍が如くを背負って立つ立場を託したので、もし続編があるとしたら今度はまた春日一番の物語を気持ちよく初めてほしい。

 

問題は春日一番の物語は7の時点でほぼ終わっていることなのだけどね……。

次回作きたいしてるぜ……!!

 

ちなみにサイドクエストで好きだったのはおそうじ丸と水族館。マジでこいつら外さねぇな……!