ゲームの感想残すべし!

プレイしたゲームのレビュー風味な感想をやっていきます。

『シロナガス島への帰還』クリア後感想

『シロナガス島への帰還』クリア後感想いきます。

 

探偵業を営んている池田戦は相棒である出雲崎ねね子とある依頼でシロナガス島へと招かれる。島には同じく招かれた人々がいて、館へと案内される。

館で過ごすうち、招待客の一人が焼死体となって見つかる。一体それは誰の仕業なのか。その裏に隠されたシロナガス島の秘密とは。

 

『シロナガス島への帰還』は、TABINOMICHIが開発したゲームです。

 

ジャンルはミステリーアドベンチャーです。

しっかりと推理をさせてくれ、時に決断を迫られる、じっくりと読ませて楽しませてくれる作品でした。

 

ゲームは基本的に文章を読んで進みます。立ち絵と一枚絵があり、要所要所で効果的に、それでいて枚数が多く贅沢に使用されています。

 



主人公の池田戦をはじめ、登場人物は特徴的な人ばかりです。

先ほどからよく出てくる出雲崎ねね子は長髪目隠れコミュ障ボクっ娘の上に見たこと聞いたことを全く間違わずに記憶できる完全記憶能力持ちというてんこ盛りぶり。

 

可愛い。

 

 

他にも口の悪いお嬢様や従者、検死はお任せ内科医、声が強い執事、なんか知ってそうな飲んだくれやとにかく気弱男やなんかありそうな少年や無表情メイドと登場人物も様々です。

 

 

文字を読んで進めるだけでなく、ところどころで操作ポイントがあり、物語上必要な情報を自分を探し出す必要があります。一枚目は部屋の違和感を探し出して何が起こったのかを推理する場面。二枚目は船酔いでデロデロになったヒロイン?を介抱する場面ですね。

やましくなどない!

基本的に総当たり式でいけば進められるので、そこは安心ですね。

 

しかし中には時間制限付きのものもあり、キャラクターとのリンクを高めていて、より没入感を味わうことができます。

 

選択肢を選んで行動を決めるパートもありますが、選ぶものによっては即死エンドとなることもあるので、そこは注意が必要かもしれません。

 

 

クリアした後にタイトル画面へ戻される。そこで改めてタイトルを見る。タイトルの意味を知る喜びは良いものです。

ADVって、面白いですよね。

特にミステリーなんてのは最高です。

こういうことか?そうじゃないのか!あーなるほどそうだったか!の快感はほかに代えがたいものがあります。

正直、シロナガス島の立地や館の構造上ここで殺人が起きなきゃ嘘だろ!って笑ってしまったりもしましたが、それもまた一興。内容が大事なのです。

 

ちなみにフルボイスなんですよこれ。

発売当初はなかったようですが、後に追加されたようでこれもまた素晴らしいです。

これが1000円以下はちょっと破格すぎますね。

 

作中に池田戦の立ち絵は出てこないのですが、公式サイトなどで確認できます。なんというか、正直思ってたのと違う……!

 

良質のミステリーと若干ホラー、どんどんと闇の深部へ潜り込んでいく感覚を味わいたいなら是非。

 

日々のお供にいかがでしょうか。