『ENDER LILIES: Quietus of the Knights』クリア後感想いきます。
記憶をなくした少女は、同じく記憶をなくした黒衣の剣士に起こされる。
自分は巫女だということ。外では穢れを溜めた穢者に溢れているらしい。
過去に何が起こったのか、そして何今が起きているのか。それを探すため少女は歩き出す。
『ENDER LILIES: Quietus of the Knights』は、Binary Haze Interactiveが開発したゲームです。
ジャンルはメトロイドヴァニアです。
ストレスが少なく、戦闘と探索を十分に楽しませてくれる作品でした。
操作はジャンプ、ダッシュ(ローリング)、攻撃と一通りのことはできます。
攻撃は最初は一種類しかありませんが、探索を進めることでどんどんと増えていき、その中から三つを選んで使う事ができます。
ダッシュには無敵判定がついていて、敵をすり抜けたり、攻撃を避けたりと便利に使えます。
慎重に探索しないとすぐにやられてしまいますが、操作の反応が良いこともあって無駄なストレスが溜まらないようになっていますね。
マップはいつでも見る事ができ、今いる場所やここからどこにいけるのか、アイテムの取得状況など細かく教えてくれます。
アイテムを取り逃がしたかわからない!などの不満がないのは有り難いです。
フィールドには時折アイテムが落ちている事があり、最大HPが上がるものから、装備することで移動速度上昇や被ダメージを軽減できたりするレリック、誰かに当てた手紙や日記など、世界観を深く知れるものまで様々なものが拾えます。
そこから知れる物語はひどく断片的ではありますが、ゆっくり紐解いていくとなるほどとわかるようになっています。
ところどころにある休憩場所では、攻撃方法の変更、レリックの装着、攻撃の強化など様々な事ができます。
あちこちに配置されている上、一度行った休憩場所にはファストトラベルできるので、移動も苦ではないです。
探索できるエリアの最深部にはボスが待ち構えています。
何度も挑み、打ち倒しましょう。
ボス部屋の前には必ず休憩場所が用意されているので、リトライしやすく、試行錯誤もしやすくなっています。
倒し、浄化することによって、生前の残滓を見ることができ、2段ジャンプ等の能力を獲得できます。
メトロイドヴァニアは普段プレイしないジャンルですが、やはり探索→新しい能力の解放→新しい場所の探索の繰り返しはワクワクさせられますね。
探索中に、これは後で絶対行けるようになるやつ!や後で絶対取れるようになるやつ!なんかを見つけたりする楽しさも堪りません。
マップで取得状況が確認できるので、新しい能力を手にしたらそこを片っ端から回ってしまうんですよね。で、能力を活用して取れた時の嬉しさといったらひとしおです。
メトロイドヴァニア名物の、行けるとこないし詰みじゃない?からの見落としてました!も体験できます。5回くらいありました。
世界観も魅力ですね。荒れた村。植物生い茂る森。幻想的な水中。城や砦。やばい実験してそうな研究所などエリア毎の特色がくっきり分かれていて移動だけでも楽しい。
謎が多さも作り込んだ設定あってこそ。敵の記憶、手紙、日記などから読み取れる情報はあの世界にこちらも引き込んでくれます。
質の良いメトロイドヴァニアと魅力的な世界観に惹かれたならばプレイしてみることをオススメします。
日々のお供にいかがでしょうか。